アロマテラピーの基礎知識

1.アロマテラピーとは

アロマテラピー(芳香療法)とはハーブ(薬用植物)や果実などから抽出した100%天然の植物油(凝縮された植物エネルギー)を健康や美容のために役立てる 自然療法です。

2.アロマテラピーの特徴

現代はまさにストレスの時代です。私達を取り巻く社会はストレスの原因に事欠かないといってもよいでしょう。現代病として取り上げられる心身症などはストレスが原因でそれが身体症状に表われるというもので、胃潰瘍、気管支喘息などが代表的です。このような症状に表われなくても、ストレスによる不眠、イライラ、過労などで病んでいる人は数知れません。だからといってストレスの無い状態で生活するという ことは、不可能です。ですからいかに上手にストレスとつき合い、緩和するかが重要になります。アロマテラピーは人間のもともと持っている自然治癒力(免疫力)を引き出すことが できるもので、その特徴を挙げると次のようになります。

自然治癒力(免疫力)を高める
人間の体が生きていく為に営んでいること(体温、呼吸、発汗等)を常に正常に保とうとする働き。

ストレスや体の疲労などのマイナスの要因を取り除く

植物のもっている薬理的な作用

個人にあった生活のリズムの調整する
睡眠など個人の生活や体にあったその人のリズムを整えてくれる働き。

3.精油とは

ハーブ(薬用植物)や果実などから抽出した100%天然の植物油を精油 (エッシェンシャルオイル)といいます。現在80〜100種類程あると言われ、それぞれ違った香りと成分、性質、効能を持っています。 アロマテラピーの楽しみは自分と相性のよい精油を探すことから始まるといえましょう。リラックスしてじっくりと香りを楽しみながら、 みつけてください。出会ったら楽しんで体験し、よく知ってください。 それは大切な人との出会いと同じです。

4.アロマテラピーの安全性

原液を直接肌に塗ったり、飲んだりしないようにしましょう
肌に塗布する時は植物油などに全体の1〜1.5%の濃度になるように希釈します。

目に入らないように注意しましょう
滴下する時にはねて目に入るときがあります。

子供やペットの手の届くことろに置かないようにしましょう

3歳未満の子供には直接肌に触れるような使い方(マッサージ、入浴)はやめましょう
3歳〜7歳までは大人の1/4くらいの濃度、7歳〜14歳までは大人の1/2の濃度、15歳以上は成人と同じというのが目安です。しかし、これは個人によって差があります。

お年寄りや妊婦、既往症のある方に使用を勧める場合は、アロマセラピストや精油を熟知している方の指示を仰ぎましょう

柑橘系の精油には光毒性を含むものがあります
肌に塗布した後に紫外線に直接その部分を当てるようなことは出来ません。その紫外線によってアレルギー反応を起こします。

5.保存法と注意点

精油(エッセンシャルオイル)は光と高温、湿気が大変苦手です。 保管場所としては、涼しく、湿気のない、暗い場所が適しています。 香りが気にならなければ、冷蔵庫などは適しています。
精油のふたは必ずきちんと閉め、空気が入らないように密閉しましょう。 ボトルは遮光(色つき)のガラス瓶を使用します。
精油は普通ふたを開けてから1年、柑橘系のものは半年が保持期間の目安です。 しかし、その間に香りが変わっておかしいと思ったら、使用はしないことです。

6.アドバイス

香りにはわがままでよいのです。 鼻から入った精油の香りは電気信号に変えられ、大脳辺緑系と呼ばれる脳の部分に直接行きます。この大脳辺緑系は情動反応(危険なものか、利益になるものかを過去の 記憶と照合して素早く判断する働き)と強く結びついるのです。 ですから香りを嗅いだ時、「いい香り」と認識した精油は、その人にとって必要 で、相性がよいことを意味し、反対の場合は何の益にもならずストレスになるだけなので す。香りの好き、嫌いはその人の嗜好、経験、記憶などに結びついているのでとても 個人的なものです。それだけに直感を信じてわがままに選んでください。

7.自分にあった精油探し

1. 好きな香りのグループを次から選び、まずその精油を試してみてください。 グループはいくつでもよいです。
フローラル
グループ
花の香り
ゼラニウム
カモミール
ラベンダー
ネロリ
ローズ
ジャスミン

ハーブ
グループ
ハーブ類の香り
ローズマリー
ペパーミント
クラリセージ
アンジェリカ
フェンネル
ヒソップ

ウッディー
グループ
森林の香り
ユーカリ
シダーウッド
パイン
ジュニパー
サイプレス
ティートリー

オリエンタル
グループ
エキゾチックな香り
イランイラン
サンダルウッド
パチュリー
ベチバー



フルーティ
グループ
柑橘系の香り
ベルガモット
オレンジ
レモン
タンジェリン
グレープフルーツ
バーベナ
レモングラス
2. 精油を1滴ムエット(試験紙)に落とし、鼻から10cm程離して軽く振り、香りを確かめます。1種類ずつ順番に試します。
3. 「いい香り」と感じたものをメモしておきましょう。その時に香りからイメージしたものや色なども書いておくとよいでしょう。
4. 気に入った精油の特徴や性質、効能などを知ってみましょう。